人工透析洗浄排水を省スペースで中和処理「小型中和ユニット」
自社開発製品
人工透析洗浄排水を省スペースで中和処理「小型中和ユニット」
- 透析クリニック様が嬉しい、狭いスペースに合わせて設置ができるセパレート構造
- 据付設置が簡単なユニット設計で工事が容易
- 夜間の防音防止により病床や近隣への騒音影響を低減
- ph記憶メモリー搭載で中和した処理水のphを監視や記録が可能
透析排水は中和処理が必要です
人工透析装置内部の洗浄には酸性又はアルカリ性の薬品が使用され、その洗浄排水は、水素イオン濃度(pH)が下水道への排水基準である5を超え9未満に適合しない恐れがあります。
特に酸性の洗浄排水が下水道に流されるとコンクリート製の下水道管が損傷し、道路陥没等の原因になります。
排水基準に適合しない場合は、除害施設を設置し、中和処理を行う必要があります。
透析病院様毎に使用されている薬品により排水の状況は異なりますが、診療時間内では比較的高めのPH値である排水が流れ、診療時間終了後、または終末に透析機械を洗浄(自動洗浄)される際に低いPH値の排水が流れる傾向にあるかと思います。
当社の中和装置は常に自動で排水のPHを検知しながら、酸性、アルカリ性の薬品注入により、設定範囲内にPH値を維持します。その値は装置内に常時記録されますので、データを取出すとExcelで容易にグラフ化が可能です。
当社の小型中和ユニット
- 省スペース、軽量化を配慮したコンパクトな装置
- 据付設置が迅速で容易なユニット型
- 現状の空きスペースに合わせたレイアウトも可能
- 酸排水・アルカリ排水の中和処理システム
- 透析装置のCIP洗浄システムとの連携性
- 室内、屋外 いずれの場所にも設置可能
設置条件別おすすめの装置
酸・アルカリの中和制御を自動化
中和槽と放流槽(オプション)のpHを自動モニタリングして、酸・アルカリの中和制御を自動化します。
また記憶メモリー搭載し監視や記録も可能です。
装置仕様
処理対象 | 透析装置薬液洗浄排水 |
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処理水量 | ~2,400ℓ/hr (病床数 10~40床) |
原水pH | pH2.5~10.0 |
原水温度 | 5~40℃ |
処理水pH | pH5.8~8.6 |
中和薬品 | 酸:硫酸10~30% アルカリ:苛性ソーダ5~30% |
反応槽 中和槽撹拌機 |
450ℓ PE ケミカルミキサー P/SUS 100V |
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pH調節記憶計 測定範囲 制御出力 データ取り出し 伝送出力 |
デジタルLCD pH0.0~14.0 制御機器 ポンプ(自動/手動) RS-232C データ 収集ソフト付属 4~20mA DC |
酸・アルカリ貯槽 薬液槽液面計 |
150ℓ PE 浮子式液面計 渇水警報ランプ |
酸注入ポンプ | ダイヤフラム式電磁ポンプ 100V |
アルカリ注入ポンプ | ダイヤフラム式電磁ポンプ 100V |
オプションについて
原水槽ユニット 流入管低 原水ポンプ 水位計 原水流量計 |
PVC FL+200~ ケミカルポンプ 30A 100V 耐触レベルセンサー デジタル式 流量センサ |
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放流槽 pH調節記憶計 |
150ℓ PE 反応槽はpH指示 調節計となります |
遠方監視装置 通信ネットワーク |
状態監視 異常通報 携帯電話回線等 (通信費別途) |
外形寸法
No. | 名称 |
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1 | 流量計(オプション) |
2 | 中和槽 |
3 | 薬品槽(酸) |
4 | 薬品槽(アルカリ) |
5 | 放流層(オプション) |
6 | 中和槽撹拌機 |
7 | 酸注入ポンプ |
8 | アルカリ注入ポンプ |
9 | pH指示調節計(オプション) |
10 | pH記憶計 |
11 | 中和槽pH電極 |
12 | 放流層pH電極(オプション) |
13 | 制御盤 |
14 | 液面計 |
設置に際してのご注意
透析装置洗浄排水を下水道に接続される場合
下水道に関する『排水基準の遵守』と『官公庁届け出』が必要です
製品カタログ
製品カタログ(PDF形式)を公開しています。
社内でご検討いただく際の回覧・配布資料としてお役立てください。