コンパクトでありながら高い処理レベルの膜分離活性汚泥法
水処理事業 / 膜分離活性汚泥法
特長
- 省スペース
- 従来法よりも3~5倍の高濃度な活性汚泥での運転が可能なため、生物処理槽の容積が小さくなり、さらに沈殿槽も不要なため、排水処理設備全体がコンパクトになります。
- 高品質な処理水
- 汚れの成分(SSや大腸菌など)を確実に固液分解し、きれいな水のみが膜の微細孔を通過します。処理水質のレベルが高く、しかも安定しているため、中水等の再利用もご検討いただけます。
- 容易なメンテナンス
- 活性汚泥を膜分離しますから、従来法のように沈殿槽の沈降不良、流出などのトラブルから開放されます。シンプルなシステムですから、運転操作、管理も容易です。
- 既存施設への適用もスムーズ
- 流入負荷の増大に際しても、既設水槽に膜分離ユニットを設置することで、処理能力の大幅なアップや、処理水質の高度化が可能になります。
仮設利用も可能な「ダイネックス移動式膜ユニット」もご用意させていただきました。 - 5年間定額での膜保証システム
- 5年間定額にて年に1度の膜点検作業及び期間中1度の膜交換作業を実施します。
適用排水
膜ユニットの構造
膜ユニットは、ろ板の両側に膜シートを貼った膜カートリッジ、その内側から処理水を抜き出すチューブと集合管、多枚数の膜カートリッジを収納する膜ケースおよび下部の散気管と散気ケースで構成されています。
膜カートリッジの構造
膜カートリッジの両面に貼られている膜シートは、塩化ポリエチレンを原料とした公称孔径0.4μm(平均孔径0.2μm)の微多孔性膜です。処理水はノズルから吸引されます。
導入実績
N社様 食品加工排水処理施設 膜処理改修工事
24時間、365日、常に稼働している排水処理施設での改修工事です。水槽の水を抜いて改修工事をし、終了したら次の水槽の改修へと移りながら進む工程となったため、水処理に影響を与えない工程・現場管理、施設メンテナンスが要求された現場です。
河川放流で、1日の排水量が多く、元々の処理能力も限界に近いところで運転されていたので、施設メンテナンスについて、エンドユーザーと密な打合せが不可欠でした。
- 排水量 1,540m3/日
- BOD 1,000→10mg/L
他の実績写真
- 排水量 200m3/日
- BOD 2,000→10mg/L
- 排水量 1,000m3/日
- BOD 1,2000→10mg/L
- 膜分離施設を増設し、既設沈殿槽も併用処理
- 排水量 360m3/日
- BOD 1,300→10mg/L
- 既設排水処理槽内へ設置
- 処理水量 50m3/日
- 処理BOD 12kg-BOD/日
公共施設
- ごみの焼却施設
- 中水利用公衆トイレ
食品工場
- ジャム工場
- ベーカリーショップ
- カット野菜、フルーツ食品工場
- ビール製造工場
- コンビニ弁当、惣菜等の食品工場
- 菓子製造工場
畜産施設
- 牧場牛舎
- 乳製品加工施設
- 養豚場
工場
- 布製品製造工場
- 金属加工工場
その他施設
- 宿泊施設
- スキー場